望郷太郎は、講談社「モーニング」に連載されている、終末ディストピア漫画です。
現在も講談社「モーニング」で連載中の人気作品です。
そんな望郷太郎をネットで検索すると「打ち切り理由」というワードが出てきます。
こうした疑問を持つ人向けに、望郷太郎の打ち切り理由について解説していきます。
打ち切りだと思われている原因にも様々な理由が隠れています。
こうした理由を知ることで望郷太郎への見え方が変わって、新しい楽しみ方が見つかるかもしれません。
【結論】望郷太郎は打ち切りになっていない
2019年9月に連載が始まり、現在も連載中のため打ち切りにはなっていません。
現在も講談社「モーニング」に連載中で、2025年6月には最新13巻が発売されています。
「面白すぎて眠れない」「全人類読んでほしい」とSNSで絶賛する声も多くあります。
こうした人気からも、望郷太郎は打ち切りになっていないと言えるでしょう。
望郷太郎が打ち切りになると思われた理由5選
ここからは、実際には打ち切りの事実がない望郷太郎が打ち切りと勘違いされた原因を解説していきます。
これらの理由によって望郷太郎が打ち切られると勘違いされているようです。
それぞれの理由について細かく解説をしていきます。
連載形式がブロック連載という珍しい形で、定期的に長期休載をしている
「望郷太郎」はブロック連載という特殊な形式を採用しているのが特徴です。
作者が一定量を描きためた後に数週間から数か月連続で掲載し、その後しばらく休載に入る形です。
数か月単位で休載することもあり、その間に「連載終了したのでは?」という噂が広まりやすい状況ではあります。
また、各ブロックが一つの章として区切られているため、読者からすると「ここで終わった?」と感じやすいです。
こうした連載終了と勘違いしやすいブロック連載という形式が、打ち切り説を招いていると言えます。
しかし実際には連載は続いており、物語は着実に進行しています。
ブロック連載のため休載することが多いが、実際には連載は続いている
章ごとに完結するストーリーになっており、章ごとに話が完結する
「望郷太郎」は、主人公が新しい土地や人々と出会い、その環境での課題を解決するまでが一章で描かれます。
章の終わりには、その土地での物語が一区切りつくため「完結した感覚」を読者に与えます。
そのため、長期休載に入ると「一旦終わった」と感じやすく、読者が「打ち切り」と誤解する要因になっています。
実際は、その後も主人公は旅を続けるため、章が終わると新しい地域や人間関係が登場します。
これにより、各章で読み切りのような性質を持ちながらも、全体としては「人類再生の旅」という大きなテーマに繋がっています。
章ごとに完結した感覚があるが、実際は全体として大きなテーマに繋がっている
作者の過去作に未完のまま打ち切りになった「度胸星」がある
山田芳裕の過去作「度胸星」は途中で終了し、明確な完結を迎えないまま打ち切りとなりました。
「週刊ヤングジャンプ」で1995年〜1996年に連載され、ジャンルは望郷太朗と同じSFものでした。
打ち切りの理由は公式には明かされていませんが、当時の誌面状況や編集部の判断によるものとされています。
読者からは「続きが読みたかった」「未完が惜しい」という声が多く、現在でも「幻の名作」として語られています。
「度胸星」の打ち切りの事実があるため、「望郷太郎」に対しても「途中で終わるのでは?」という不安が読者の間で広まりやすいようです。
同じ作者の「度胸星」が打ち切りになっており、「望郷太郎」に対しても打ち切りの不安を持つ人もいる
壮大なSFな設定に反して、展開がゆっくりで地味な場面が多く飽きられやすい
望郷太郎は、人類が滅亡しかけた500年後の世界というスケールの大きな舞台となっています。
そういった壮大なSF設定と地味でゆっくりした展開のギャップが特徴的とも言えます。
具体的には、主人公・太郎が新しい土地で人々と交流し、生活を観察する場面が多く描かれています。
そのため、アクションや派手な事件よりも、人間関係や社会構造の描写に重点が置かれます。
SFな世界観だと派手なアクションをイメージする人も多いので、期待外れと感じる人もいます。
実際に「テンポが遅くて飽きる」「もっとSFらしい展開を期待した」という批判も聞かれます。
それに対して、「地味だからこそリアル」「文明批評として深い」といった好意的な声もあり、賛否両論となっています。
SF設定と地味でゆっくりした展開のギャップが賛否両論となっている
絵柄が独特で好みが分かれやすい
作者・山田芳裕の絵柄の特徴として、線が硬質でクセが強いことがあります。
写実的な人物描写ながら、デフォルメや誇張が少なく、骨格や表情を強調しています。
また、表情も感情を細かく描写するよりも、淡々とした顔つきで状況を語らせることが多いです。
「人物が魅力的に見えない」「クセが強すぎて入り込めない」といった批判も聞かれます。
その一方で、「独特な線が作品の世界観に合っている」「リアルで骨太な雰囲気が好き」という好意的な声も聞かれます。
線が硬質でクセが強い絵柄は万人受けしないが、作品の世界観には合っている
望郷太郎を読んだ人のリアルな口コミ
ここからは望郷太郎を読んだ人の口コミを紹介していきます。
これから望郷太郎を読もうと思っている人の参考になるような意見を集めています。
雰囲気が合うかな、と悩んでいる人はぜひ参考にしてみてください。
望郷太郎がつまらないと感じた口コミ

思ったよりも淡々と進んでいく物語で、どういう結末になるのか想像もつきません。
渋い絵のタッチは好みが分かれるかもしれません。

男の本能とか世界観が古臭く、私にはつまらなく感じてしまった。
女性不在の男性社会を反映しているので、男性には面白く読めるのかも。

数話だけでもどんどんヘビーになってきます・・・。耐えられるかな?
原始に近いとそれだけ世の中単純で残酷ですよね・・・。
望郷太郎が面白いと感じた口コミ

面白いのは、太郎の辿る道、国が、文明の進化そのものを辿っているところ!
争い、金、民主主義、戦争商売、技術進歩・・・。
ぜひぜひ読んで欲しいです!

普段馴染みのない中東やロシアが舞台というのも新しい!
作者の徹底した世界観作りは素晴らしいと思う!

クセの強い画のインパクトがすごくて心にひっかかってました!
冒頭からショッキングで荒唐無稽に見えつつも、妙にリアルさを感じる部分もありで、あっという間に読み切ってしまいました!
望郷太郎についてよくある疑問
ここからは作品についてよくある疑問についてまとめていきます。
作品のいろいろな楽しみ方や噂について知ると、作品に対する理解が深くなります。
作品の背景を知ることで望郷太郎をまた違った楽しみ方を探ってみましょう。
簡単なあらすじを教えて
赴任先のイラク共和国で、世界的な大寒波から逃れるため人工冬眠に入った商社マンの舞鶴太郎は、それから500年後の世界で目を覚まします。
そのとき妻と息子はすでに死亡しており、孤独となった太郎は「せめて祖国日本を見て死にたい」と旅を始めます。
太郎は各地の村に立ち寄り、物々交換や「大祭り」と呼ばれる儀式、奴隷制度など、500年後の人類の倫理観に直面します。
現代人としての価値観と未来社会の現実の間で葛藤しながら、交渉力や知恵を駆使して生き延びていきます。
「失われた故郷への望郷」と「人間らしい暮らしの探求」が大きなテーマとなっています。
太郎は戦闘力よりも知恵と交渉で困難を切り抜け、理想の暮らしを求めて旅を続けます。
作者山田芳裕の代表作はなに?
山田芳裕の代表作は『へうげもの』です。
2005年から2017年に講談社の『モーニング』に隔号連載され、全25巻で完結しました。
戦国武将・古田織部を主人公に、茶道・美意識・武の世界を描いた歴史漫画です。
文化庁メディア芸術祭マンガ部門優秀賞や手塚治虫文化賞マンガ大賞を受賞しています。
また、2011年4月から2012年1月まで、NHK BSプレミアムでアニメも放送され、話題となりました。
無料で読める漫画アプリはあるの?
無料で読みたい人におすすめのアプリが、LINEマンガ、ピッコマ、少年ジャンプ+です。
他にも人気作だけに多くの漫画アプリで公開されています。
もし、既に利用しているアプリがある場合は公開がないか確認をしてみましょう。
また新たにアプリをインストールする際には事前に公開がまだされているか確認をしておきましょう。

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