怪物事変は、サスペンス要素を含んだオカルトファンタジーの漫画作品です。
周囲の人間から疎まれてきた主人公が、自分と同じ特徴を持つ仲間とともに、怪異現象の解決に向けて動き出す物語です。
そんな怪物事変をネットで検索すると「打ち切り理由」というワードが出てきます。
こうした疑問を持つ人向けに、怪物事変の打ち切り理由について解説していきます。
打ち切りだと思われている原因にも様々な理由が隠れています。
こうした理由を知ることで怪物事変への見え方が変わって、新しい楽しみ方が見つかるかもしれません。
【結論】怪物事変は打ち切りになっていない
2016年12月に連載が始まり、現在も連載中のため打ち切りにはなっていません。
ジャンプSQ.で連載し、ダークでインパクトのある導入で、読者の注意を引きました。
章立てが明確で、途中からでも読みやすい特徴をもつ作品です。
2025年12月時点で全世界の累計部数は800万部を突破し、2021年1月にはアニメ化されました。
このように人気があり、連載も続いていることから打ち切りの可能性は低いでしょう。
怪物事変が打ち切りになると思われた理由5選
ここからは、実際には打ち切りの事実がない怪物事変が打ち切りと勘違いされた原因を解説していきます。
これらの理由によって怪物事変が打ち切られると勘違いされているようです。
それぞれの理由について細かく解説をしていきます。
作者の体調不良により休載と単行本発売の遅れが発生した
作者は2024年、ジャンプSQ.10月号を体調不良によって休載しました。
この休載によって、単行本22巻が予定より1ヶ月遅れての発売になり、また、2025年も2度の休載をしています。
公式Xで本人から「体調の回復に努めるためで、今後も予防策を講じていく」旨を発信され、連載に前向きな姿勢を示していました。
読者心理では、体調不良で休載が続くことや単行本の遅れなどは「作品終了の兆し」と捉えられがちです。
しかし現在も連載は続いており、休載の際も読者から労いや応援の声が寄せられ、連載への期待も伺えます。
一部の読者の中で、休載から打ち切りを連想し、誤解が広まったと考えられます。
休載と単行本発売の遅れは体調不良のためだが、連載は続いている
グロい場面や胸糞な設定があり、読者離れを起こしやすい作風
怪物事変は、グロい場面や胸糞な設定で読後感が悪いのが特徴の1つです。
物語の始まりから、主人公が疎まれている様子やグロい様子がしっかり描かれていました。
初めから読者を選ぶ要素が盛り込まれていたため、早々に離脱した読者も多いです。
しかし、楽しさより不快感を覚える読者の一方で「世界観を一貫していて覚悟がある」と前向きに捉える読者もいます。
物語の設定上、意図的に読者を選ぶ作風になっていますが、逆に言えばこれが強い固定ファンを生む理由でしょう。
読者離れしやすい点から「いずれ打ち切りになるのでは?」と懸念された声が広まったと思われます。
読者を選ぶ作風のため、離れる読者と根強い読者に分かれやすい
作者の過去作が打ち切りになっているため、不安に感じた読者もいた
作者の藍本松さんは過去にも連載経験がありますが、長期連載に至らず終了しています。
週刊少年ジャンプで「MUDDY」を全2巻、「保健室の死神」を全10巻まで連載しました。
そのため「連載が続かず打ち切りになる作家」の印象をもつ読者が少なからずいました。
読者の中では、過去作の印象に加え、怪物事変のダークな作風によって「打ち切りの雰囲気」が強まったとみられます。
しかしそのダークな作風も人気を呼び、現在はアニメ化され人気を誇る作品になりました。
打ち切りによくある「曖昧な決着」といった描写もなく、エピソードをしっかり描いています。
このように、過去作の印象や怪物事変の作風が結びつき、打ち切りを懸念した声が広まったのでしょう。
過去作の印象と怪物事変のダークな作風が、打ち切りの不安を呼んだ
アニメ1期の放映後に2期の情報がなく、漫画版の最終回まで放送されていない
アニメ2期を決定するには原作の人気だけでなく、商業的な実績も必要になります。
怪物事変アニメ1期のDVD等の円盤の売り上げや配信成績は、評価は良いものの2期を即決できるほどではありませんでした。
また、ほかにもアニメ化に慎重になる理由として、怪物事変のダークな作風が挙げられています。
グロい場面は漫画版のそのままを映像化するのは難しく、どのように表現するか調整が必要です。
2期の情報がないまま漫画版の最終回を迎える可能性もありますが、連載終了後にアニメ化が始動した作品はいくつもあります。
テンポ良くアニメが続かなかったため「アニメ化しない→不人気→打ち切り?」の流れが生まれたのでしょう。
商業的な理由と制作面の理由から、アニメ2期に慎重になっている
話の区切りがはっきりしていて、新しい事件ごとに盛り上がりに差が出やすい
怪物事変の明確な章立ては、盛り上がりがリセットされやすい点や、章ごとに当たり外れを感じやすい点など、デメリットがあります。
例えば、ミハイ中心の章では盛り上がり、晶中心の章ではしんどく感じるのが多いなど、キャラによって印象が違う場合がありました。
「次の章でテンションが落ちる」「まとめ読みできるから離脱する」ということも起きやすいです。
しかし、途中から読んでも分かりやすい点や、キャラの掘り下げが集中している点などはメリットです。
また、長期的な伏線が少なく章の中で事件が完結するため「伏線未回収にヤキモキする」ということも少ないでしょう。
話の区切りがネガティブに作用したところから、打ち切りを連想した読者がいたのかも知れません。
話の区切りが読者のテンションに大きく影響する作品構造である
怪物事変を読んだ人のリアルな口コミ
ここからは怪物事変を読んだ人の口コミを紹介していきます。
これから怪物事変を読もうと思っている人の参考になるような意見を集めています。
雰囲気が合うかな、と悩んでいる人はぜひ参考にしてみてください。
怪物事変がつまらないと感じた口コミ

グロテスクで胸糞なシンデレラの男の子版って感じ。
1巻でもうお腹いっぱい。

お決まりのジャンプの定番路線で新鮮味がない。
キャラクターがオタク受け狙い過ぎて感情移入しにくい。

最初は動きがあって面白いけど、後半になると地味になってく。
バトル展開がドラゴンボールとかワンピースの劣化版みたいに見える。
怪物事変が面白いと感じた口コミ

純粋で素直な夏羽に、周りのキャラが惹かれていくのが良い。
物語が進んで、キャラクターたちの成長が描かれているのも良い。

アクションも頭脳戦もあって、めっちゃ面白い!
怪異フィクションだけど、これは現実にもありそうって思わせられる。

読む人を選ぶ作風だと思う。
グロさはあるけど絵がキレイだしキャラ設定がしっかりしてて読みたくなる。
怪物事変についてよくある疑問
ここからは作品についてよくある疑問についてまとめていきます。
作品のいろいろな楽しみ方や噂について知ると、作品に対する理解が深くなります。
作品の背景を知ることで怪物事変をまた違った楽しみ方を探ってみましょう。
作者の過去の作品は有名だったの?
週刊少年ジャンプで連載した「保健室の死神」は全10巻で累計80万部を超えています。
ただ、アニメ化・メディア化作品はなく、長期連載・看板級の作品もありません。
過去の作品は短期間で連載終了になったため、コアなファンにしか知られなかったようです。
怪物事変をきっかけに、読んでみるのも良いかも知れません。
アニメは原作のどこまで放送されたの?
原作漫画および単行本5巻の途中(第19話前後)まで、アニメ化されています。
アニメ1期後半でミハイが初登場し、決着するあたりまで制作・放送されました。
ミハイ編の「その後」の部分や、夏羽の人格に変化が起きるあたりはアニメ化されていません。
また、アニメ2期についての情報は出ていないので、今後の動きに期待しましょう。
漫画版を無料でどこで見られる?
少年ジャンプ+やピッコマ、コミックシーモア、めちゃコミなど、様々な漫画アプリやサービスで見られます。
試し読みや期間限定で、全話もしくは複数話を無料公開している場合があります。
既に登録しているアプリやサービスで見る場合は、無料でどのくらい見られるのか確認してみましょう。
これから登録する場合も、公開範囲などをあらかじめ確認してみてください。


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