ガンダムオリジンは、安彦良和が描いた決定版とも言えるガンダムのリメイク漫画です。
2019年4月にはアニメも放送されるなど、ガンダムファンの間でも大きな話題となりました。
そんなガンダムオリジンをネットで検索すると「打ち切り理由」というワードが出てきます。
こうした疑問を持つ人向けに、ガンダムオリジンの打ち切り理由について解説していきます。
打ち切りだと思われている原因にも様々な理由が隠れています。
こうした理由を知ることでガンダムオリジンへの見え方が変わって、新しい楽しみ方が見つかるかもしれません。
【結論】ガンダムオリジンは打ち切りになっていない
2001年6月に連載が始まり、2011年6月に連載が終了しています。
掲載誌はガンダムエースで「機動戦士ガンダム」の作画監督だった安彦良和さんが作画をしています。
10年にも及ぶ長期連載であり、発行部数はシリーズ累計1,000万部以上を記録しています。
イベント上映作品として全6章の映像化がされており、2019年4月にはテレビアニメも放送されました。
こうした人気からも、ガンダムオリジンは打ち切りになっていないと言えるでしょう。
ガンダムオリジンが打ち切りになると思われた理由5選
ここからは、実際には打ち切りの事実がないガンダムオリジンが打ち切りと勘違いされた原因を解説していきます。
これらの理由によってガンダムオリジンが打ち切られると勘違いされているようです。
それぞれの理由について細かく解説をしていきます。
「機動戦士ガンダム」との整合性が合わず、ファンからは設定がおかしいと言われている
ガンダムオリジンは、「機動戦士ガンダム」のキャラデザイン・作画監督だった安彦良和が「自分ならこう描く」という再構築版の作品です。
そのため、「機動戦士ガンダム」の補完ではなく、作者の解釈による別ラインの宇宙世紀になっています。
ファンの中には「公式と違う=間違い」と受け取る層がいるため、批判されやすいです。
ただ、「機動戦士ガンダム」自体が制作事情で矛盾を抱えており、それを忠実に再現するとドラマとして弱い部分が出てきます。
ガンダムオリジンはそこを大胆に補強・改変して、ドラマ性を優先しているのです。
その点を理解しているファンは、「別宇宙世紀として楽しむ」という受け取り方をしています。
ガンダムオリジンは「機動戦士ガンダム」の補完ではなく、作者の解釈による別ラインの宇宙世紀になっている
既存のガンダムが多く、プラモデルの販売が伸び悩んだのではないかと言われている
ガンダムオリジンの発表された時期は、すでにUC、SEED、00、AGE、ビルドファイターズなど、多数のシリーズが同時期に存在しました。
そのため、新作としてのインパクトが弱く、購買層が分散していました。
これが「オリジンのプラモが伸びない=人気がない?」という誤解につながります。
さらに、オリジンはテレビ放送ではなく、劇場イベント上映、OVA、有料配信が中心でした。
つまり、プラモを最も買う層である子どもに届きにくかったと言えます。
そのため、「売れない=シリーズが弱い」という印象を生んでしまいました。
多数のシリーズが同時期に存在し、テレビ放送ではなかったため、プラモを最も買う子どもに届きにくかった
安彦良和総監督が続編はないような発言をインタビューでしていた
インタビューで総監督の安彦さんは「オリジンは過去編だけで一区切り」と明言しています。
また、「自分が描きたいのはシャアとセイラの物語」と繰り返し語っています。
つまり、一年戦争本編やホワイトベース隊の物語は、自分がアニメでやるべきではないというスタンスです。
さらに、安彦さんは当時すでに70代で、長期シリーズの監督を続けるのは負担が大きいと話したことがあります。
そのため、「過去編だけで終わりにしたい」というニュアンスの発言が複数のインタビューで見られました。
この発言を受けて、ファンの間では「監督がやらない=続編はない」と受け取られました。
作者の「オリジンは過去編だけで一区切り」という発言から、続編はないと思われた
原作ファンが楽しみにしていた「一年戦争」が映像化されなかった
アニメ『THE ORIGIN』は企画段階で、シャア・セイラ編のみと決まっていました。
理由としては、一年戦争をフルでやると膨大な尺になり、予算が跳ね上がるためです。
また、安彦さん自身が「一年戦争は自分の領域ではない」と語っていました。
原作ファンが望んだ「アムロ視点の一年戦争」は、監督本人の興味の外側だったと言えます。
さらに、一年戦争をオリジン版でアニメ化すると、1979年の「機動戦士ガンダム」の完全リメイクになってしまいます。
原作ファンの「オリジン版一年戦争をアニメで観たい!」という期待に対して、制作側は「過去編だけで限界」「一年戦争は触れない方がいい」でした。
このギャップが、「期待していたのに映像化されなかった」という失望につながりました。
一年戦争は、制作側の「過去編だけで限界」「一年戦争は触れない方がいい」という事情で映像化されなかった
2020年代から「閃光のハサウェイ」や「水星の魔女」など新作ガンダム中心に切り替わった
2021年に映画が公開された「閃光のハサウェイ」は、興行収入・海外評価・若年層の新規ファン獲得のすべてで成功しました。
これによりバンダイは、過去作のリメイクより、新しい宇宙世紀を作る方が価値が高いと考えました。
また、2022〜2023年にアニメ放送された「水星の魔女」は、女性ファンの大量流入・若年層の新規参入・海外人気の急上昇を生みだします。
これにより、バンダイは、「新規ガンダムこそ未来の市場を広げる」と確信します。
過去の焼き直しより、新しいガンダム像を作ることが優先される時代になったと言えるでしょう。
「閃光のハサウェイ」「水星の魔女」の成功により、新しいガンダム像を作ることが優先されるようになった
ガンダムオリジンを読んだ人のリアルな口コミ
ここからはガンダムオリジンを読んだ人の口コミを紹介していきます。
これからガンダムオリジンを読もうと思っている人の参考になるような意見を集めています。
雰囲気が合うかな、と悩んでいる人はぜひ参考にしてみてください。
ガンダムオリジンがつまらないと感じた口コミ

ガンダム大好きっ子だが、24巻は要らないし、ファースト世代は賛否があると思う。
シャアの人物像がおかしな事になってるんで、コレじゃないって感じ。

絵が古く線がゴチャゴチャしていて、モビルスーツの動きの意図がよく分からない。
ストーリーも、アニメの流れを辿りながら切り取りつつ、自分の解釈をねじ込もうとして、不自然。

ファーストからさらにシリアスで重い内容になるのかなと思っていたので、意外に軽いタッチなのには驚きました。
ガンダムオリジンが面白いと感じた口コミ

シャアの孤独と怒りがよく理解出来て、アムロ達の大変な戦いが良く描けていて面白かったです!
とにかく絵が上手いから沢山の人間の描き分けが素晴らしいですね。安彦良和さんの画力の高さに唸らされてしまいました!

これが真の『ガンダム』だ!ファーストキャラクターデザインを手掛けた、安彦良和先生が自ら描いた本物の“一年戦争”。
アニメでは表現しきれなかった行間をしっかり描いており、不朽の名作と言って差し支えない出来です。ガンダム好きならマスト!

すごい!の一言!漫画なのにアニメーション見ているかのようなコマ展開、こんなに絵が上手な漫画家さんだと思ってなかった。すみません。
アニメで見たときはよくわからなかったシーンも、このoriginを読んでようやく理解できました!
ガンダムオリジンについてよくある疑問
ここからは作品についてよくある疑問についてまとめていきます。
作品のいろいろな楽しみ方や噂について知ると、作品に対する理解が深くなります。
作品の背景を知ることでガンダムオリジンをまた違った楽しみ方を探ってみましょう。
漫画版は「機動戦士ガンダム」のどこまで描かれているの?
漫画版ガンダムオリジンは、「機動戦士ガンダム」の最後まで描いています。
つまり、アムロとシャアの最終決戦(ア・バオア・クー)まで完全に描き切っています。
ただし、内容は原作と同じではなく、安彦良和による再構成・再解釈版になっているのが特徴です。
そのため、展開の順番が違う・キャラの心理描写が深い・メカの設定が現代風にアップデートなど、別宇宙世紀と言っていいほどの差異があります。
原作の改悪と言われてしまっている原因はなに?
原作は、アムロの成長物語(少年が戦争に巻き込まれる)が中心でした。
それに対して、ガンダムオリジンは、シャアの物語(復讐と野心のドラマ)が中心に再構築されています。
そのため、アムロの成長が薄く見えるという印象を与え、「主役がすり替わった」とファンからの批判が多いです。
また、ガンダムオリジンの一年戦争編が、原作からかなり改変されていることも批判の一つです。
原作の曖昧さや余白が魅力だったファンには、「余計な説明」「違う作品になっている」と受け取られました。
その反面、「人間ドラマとしての完成度が高い」と評価する声もあります。
原作では描かれなかった、シャアの内面・セイラの葛藤・アムロの不安定さが丁寧に描かれていることがその理由です。
アニメ版はどこで見られるの?
ガンダムオリジンのアニメ版は、U-NEXT、dアニメストア、Hulu、バンダイチャンネルで配信されています。
有名作だけに配信をしている場合が多いので、もしすでに入っているサブスクがある場合は公開されていないかチェックしてみましょう。
また、新規で入会する場合にはまだ公開がされているか最新情報を確認するようにしてください。


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